精神保健福祉士とは
「精神保健福祉法」に定められている国家資格です。
精神に障がいのある方の保健や福祉についての専門知識及び技術に基づき、社会復帰についての相談援助を行い、日常生活への適応のために必要な訓練等を行う専門職のための資格です。従来、PSWの名称で相談業務にあたってきましたが、平成10年4月よりこのPSWの業務に該当する国家資格として精神保健福祉士の制度がスタートしました。
活躍の職場
精神保健福祉士の活躍する職場は、精神病院や精神科デイケアなどの医療施設のソーシャルワーカー・相談員、障がい者の社会復帰のための施設・事業所の職員、保健所職員です。社会福祉分野では、精神障害者の社会復帰施設（精神障害者生活訓練施設、精神障害者授産施設、精神障害者福祉ホーム、精神障害者福祉工場、作業所等）が考えられます。
精神保健福祉士として就労するためには、（公財）社会福祉振興・試験センターに登録を行い、登録証の交付を受ける必要があります。
資格取得の方法
精神保健福祉士になるためには、精神保健福祉士国家試験に合格しなければなりません。この国家試験を受験するためには、法律に定められた受験資格が必要です。
- 福祉系大学等で、厚生労働大臣の指定する科目を履修した者。または福祉系短期大学等で厚生労働大臣の指定する科目を履修し、1年ないし2年の実務経験がある者。
- 福祉系大学等で基礎科目を履修し、短期養成施設等を修了した者。または福祉系短期大学等で基礎科目を履修し、1年ないし2年の実務経験があり、短期養成施設等を修了した者。
- 社会福祉士資格を持ち、短期養成施設等修了した者。
- 一般大学等を卒業し、一般養成施設等を修了した者。または、一般短期大学等を卒業し、1年ないし2年の実務経験があり、一般養成施設等を修了した者。
徳島県内で受験資格を取得できる養成校等
試験について
国家試験の申込期間は例年、９月上旬～１０月上旬、筆記試験は２月上旬。年１回の実施です。
試験会場は、北海道、宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡の７か所です。
問い合わせ先
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-5-6 ＳＥＭＰＯＳビル４階
TEL:03-3486-7521