実務者研修とは

実務者研修とは、認知症高齢者の増加、成年後見・権利擁護への対応など、介護福祉士に新しい役割が求められている中で、実務経験だけでは、十分に習得できない知識・技術を身につけるための研修として、平成25年度から、従来の訪問介護員(ホームヘルパー)1級と介護職員基礎研修を一本化して移行した研修です。今後の制度改正や新たな課題・技術・知見を自ら把握できる能力の獲得を目指します。
介護福祉士を目指すステップの資格です。平成28年度より国家資格を受けるためには、必ず受けなければならない研修となりました。また、平成28年度までに研修を受ければ、国家試験において、実技試験が免除になります。

活躍の職場

実務者研修を修了すると「サービス提供責任者」となることが可能です。訪問介護等を行う事業所では、サービス提供責任者の配置が必須となっているため、より必要とされる資格となります。
また、3年以上の実務経験者が介護福祉士国家試験を受験する場合には、平成28年度より実務者研修受講が義務づけられるようになるため、介護職員としてキャリアアップを目指すには必須となってくる研修といえます。

資格取得の方法

実務者研修の研修時間は、」全20科目450時間+医療ケア演習(2日程度)です。ただし、過去に「介護職員初任者研修」「訪問介護職員養成研修(1級~3級)」「介護職員基礎研修」「その他の全国研修(認知症介護実践者研修、喀痰吸引研修等)を受講した場合には、実務者研修の一部が免除されます。
なお、従来の「ホームヘルパー1級」、「介護職員基礎研修」を修了している方については、実務者研修修了相当者として業務に従事することができます。(ただし、介護福祉士の国家試験を受験する為には、「医療ケア」など受講する必要のある科目があります。)

徳島県で取得するには

実務者研修は、中国四国厚生局の指定を受けて、専門学校や福祉団体、民間企業などさまざまな事業者が研修を開催しています。
講義・演習等の全てを通学(昼間・夜間)で行うものと、講義の一部を通信で行うもののほか、平日開催、土日開催などの実施形態があります。受講にあたっては、研修の実施形態、実施時期、受講期間、申込方法、会場、受講料など、各実施団体に問い合わせて、詳細を確認することが必要です。

下記リンクより、徳島県内の実施団体を確認できます。

介護人材確保に向けた取り組みについて(徳島県のHPに移動します)

問い合わせ先

徳島県保健福祉部長寿いきがい介護支援担当
http://www.pref.tokushima.jp/soshiki/choujuikigaika/
〒770-8570 徳島市万代町1-1
TEL:088-621-2247 FAX:088-621-2840

※各研修の詳細については、それぞれの実施団体にお問い合わせください。